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家を建てるのに必要な費用について建築士視点のポイント

2023.02.27

大東市で注文住宅を手掛ける≪トミタの家づくり舎≫の住宅アドバイザー伊藤です。

こんにちは。

家を「よし、これから建てよう!」というとき、色々な事が頭に思い浮かびますよね。

「どんな間取りにしようかな」
「平屋にしようか?二階建てにしようか?」
「ウッドデッキを作りたい!」

などなど頭の中でイメージが膨らみますよね。

ですが理想を現実化するためには避けては通れないものがあります。

それは「お金」です。自分の理想とする家と予算や費用は釣り合っているのか、把握しておく必要があるんですね。

実際にあれもこれも詰め込みすぎた結果、予算を大幅にオーバーしてしまい、1からやり直すなんてケースも少なくありません。

そこで今回は、家を建てるのに必要な費用について具体的な例を挙げながら見ていきたいと思います。

それではどうぞご覧ください。

目次
 ✔︎︎︎︎家を建てるのに必要な費用
 ✔︎︎︎︎家の本体工事の金額
 ✔︎︎︎︎家の諸費用
 ✔︎︎︎︎土地にかかる費用
 ✔︎︎︎︎家を建てる時の総額
 ✔︎︎︎︎家の総額を見る場合の注意点
 ✔︎︎︎︎まとめ


 
 
 

 ✔︎︎︎︎家を建てるのに必要な費用

家を建てるのに必要な費用

もしも家を建てるとなったとき、幅は広いですが大体どれぐらいの費用が必要になるか思い浮かびますか?

これを算出するには、どんなものに費用がかかるのか把握する必要があります。

これからその3つを紹介します。

1.家の本体工事の金額
2.諸費用
3.土地にかかる費用

です。

大まかに、これらを合計したものが家を建てる際の費用になります。

それでは、1つずつ見ていきましょう。


 
 
 

 ✔︎︎︎︎家の本体工事の金額

家の本体工事の金額

これは説明不要かもしれませんが、家本体の工事に必要な費用のことですね。

土地に何も無い更地の状態から人が住める状態になるまでの工程で必要になる金額です。

住宅会社で間取りを作ってもらうと家の見積書を必ずもらうことになりますが、その見積書に書かれてある金額は家を建てるための総額ではなく、家の本体工事の価格である事がほとんどです。

一般的によく言われる坪単価というのも、この家の本体工事の価格を坪数で割って坪単価を出すのが一般的です。

ただ、家を建てる場合、実は家の本体工事だけでは家に住む事はできないんですね。

家を建てるのには2つ目の「諸費用」と呼ばれる物も必要になってきます。


 
 
 

 ✔︎︎︎︎家の諸費用

家の諸費用
「諸費用」とは何でしょうか?
簡単に言うと家以外にかかる費用のことです。

ピンと来ない方もいらっしゃると思うので例を挙げると、ソファーやテーブルなどの家具、テレビ・冷蔵庫などの家電、庭や駐車場を作るための外構工事や引越しの費用なんかも含まれます。

これらの費用は本体価格とは別で「諸費用」という形で分けられるのが一般的ということを覚えておいてください。

また家を建てる場合、地盤改良と言って家を建てる土地の地盤の強さを一定のレベルまで確保する作業をしなければならないケースがあります。これも諸費用に含まれることがほとんどです。

その他には、家を建てるために必要な建築確認申請といった申請費用や、住宅ローンを組む場合は保証料や手数料、火災保険などが必要になります。これらも諸費用になるのが一般的です。

また、家は完成すると登記をする必要があり、登記のための手数料や司法書士への報酬なども諸費用の中に含まれます。

これらのように家の本体工事以外でかかる費用のことを諸費用といいます。

諸費用が家を建てるのに必要な費用の何割くらいを占めるのかと言うと、およそ1割~2割ほどが一般的です。あくまで目安ですが、頭に入れておくと良いかもしれませんね。

ご紹介した諸費用の種類についてどれくらいご存知でしたでしょうか?家を建てるとなってから知る方ももしかしたら多くいるかもしれません。これらを知っておくかそうでないかで、家本体の価格も逆算できるので、余裕が持てるかつ、より良い家を建てるのに役立つでしょう。


 
 
 

 ✔︎︎︎︎土地にかかる費用

土地にかかる費用
家を建てるためには土地が必要になるのですが、その土地にも費用がかかることを知っておかなければなりません。

では、土地にはどのような費用が必要になってくるのでしょうか?

まずは代金です。

また、代金とともにかかる費用として仲介手数料として土地の3%を不動産屋に払うことになります。

もしも1,000万円の土地を買った場合、不動産屋に仲介手数料として36万円を払います。

次にインフラを整備するための費用です。

土地を購入したらすぐに家を建てられるというわけではなく、ガスや水道を使えるようにするために整備する必要があるんですね。

ガタガタで高低差がある土地であれば造成工事が必要ですし、この費用は元の土地の状態によってかなり変わってきます。

そのため、家を建てる前にどれだけ手間や費用が掛かる土地かを知るのが重要となってきます。

これはよくあるケースなのですが、土地を安く買えたと思ったら、諸費用が思いの外かかってしまい最終的に割高になってしまったということがあります。

土地に予算がかかってしまうと、家のクオリティーを下げて本体価格を落とすか、そもそもの予算を増やすかになってしまい、計画が白紙になってしまいます。

なかなか素人の目で諸費用がかかる土地なのかかからない土地なのか見極めるのは難しいですよね。そうならないために住宅会社に予め土地の状態を確認してもらうことで失敗するリスクというのは減るでしょう。是非、当社にご相談ください。

続いて地盤改良です。

地盤改良も先程のインフラ同様、元々の土地の状態によって必要なのかが決まってきます。繰り返しになりますが、地盤改良についても早い段階で住宅会社にご相談の上、予算を早めに把握しておくことが重要になります。

多くの住宅会社は地盤改良の費用を予め諸費用の中に含んでお客様に提示することが多いのですが、中には地盤改良の費用を含んでいない住宅会社もあるので、ここは必ず確認しておくべきかと思います。

このように土地にも様々な費用がかかってくるのですが、お客様に提示する資金計画書には諸費用と一緒に記載されています。

資金計画書を作ってもらう前に総額を把握する場合、土地に掛かる諸費用の目安としては建物の1割くらいを見ておけば特殊な土地でない限り大体対応できるので、家の諸費用と土地の諸費用を合わせて本体価格の2〜3割くらいを諸費用として見ておくのがセオリーです。


 
 
 

 ✔︎︎︎︎家を建てる時の総額

家を建てる時の総額
さて、これであらゆる費用が出揃いました。
総額はどれくらいになるのか、見ていきましょう。

実際に家を建てるのにどのくらいの費用が必要になるのかを、30坪の家を例に見ていきます。

●ローコスト住宅の場合(坪単価は40万円~)
『家の本体価格(1,200万円〜)』+『諸経費』=『総額(およそ1,440万円〜1,560万円』
最近ではウッドショックの影響もありこのあたりがローコストと呼ばれる区分になります。それでも工夫ひとつで大きく見せることも住みやすさを追及することも可能です。

●ハウスメーカーの場合(坪単価は100万円~)
『家の本体価格(3,000万円〜)』+『諸経費』=『総額(およそ3,600万円〜3,900万円』
ハウスメーカーの場合は坪単価も高くなってしまうことから、一般的な30坪の家でもかなり大きな金額となります。
ここにオプションも追加していくことで、値段はさらに上がってしまいます。

上記のように大きく2つの価格帯に区切ってみましたが、記載した総額が家を建てる時の費用の1つの目安とお考え下さい。

プラスで土地を購入する場合は、これに土地の費用を加えます。

例えば1,000万円の土地を購入して3,000万円(税込)の家を建てる場合、

家の本体価格3,000万円+諸費用400万円+土地1,000万円=4,400万円

こちらが家を建てる時の総額の目安となります。

(400万円を頭金に、4,000万円を35年固定金利、金利2.2%で借りるとすると、およそ月々13万円ほどになります)


 
 
 

 ✔︎︎︎︎家の総額を見る場合の注意点

家の総額を見る場合の注意点

それでは最後に、家の総額を見る時の注意点についてご紹介していきます。

まず、打ち合わせを進めていくと先程出てきた資金計画書というものを住宅街社からもらうことになります。これには具体的な家の総額や内訳が記載されています。

しかし、この資金計画書は会社や工務店によって記載の仕方が異なっていて、営業の担当によっても記載のされ方が違うので注意が必要です。

まず、資金計画書に書かれてある家の本体価格についてですが、本体価格の中にどこまで含めるかに住宅会社によって違いがあります。

本体価格に様々な費用を詰め込む会社もありますし、本体価格を安く見せるためにあえて諸費用に詰め込んだりと様々です。

ですので、もしもいくつかの会社で比較した上で検討する場合、見て頂きたいのは本体価格ではなく、総額です。

また、地盤改良費をいくら予算取りをするかどうか、また外構や家具家電をいくら予算取りするかは、資金計画書を作った人次第です。

例えば、いくら総額が安くても家具や家電の予算が十分に入っていなければ、家具・家電が揃わず家を建ててから困ってしまいます。

いくつかの会社の資金計画書を見比べる場合、総額と内訳を細かく見ていく必要があります。「予算取り」がされている部分にどれくらいの金額が入ってるか見比べてみると、その会社の総額が安いのか、「予算取り」を低く見積って安く見せているだけなのかがわかります。また、お客様目線で考えている会社かどうかもわかるかと思います。

資金計画書はあなたの家づくりに必要な金額が分かる物であるだけでなく、資金計画書を作る人の性格や考え方が分かる物でもあります。

資金計画書の作り方が甘くて後で予算が足りないというのも困りますし、資金計画書の諸費用に余裕がありすぎて後でもう少し家本体に予算を掛けても良かったとなってしまっても不満が残ってしまうのも避けたいですよね。

良く話を聞いた上で、できるだけあなたの希望に沿った資金計画書を作ってくれる。

そんな担当者と巡り会うことも費用を考えていく上で重要なことなんですね。


 
 
 

 ✔︎︎︎︎まとめ

家を建てるのに必要な費用について建築士視点のポイント
今回は家を建てる際の費用について見てきました。

家を建てるとき費用について、あれもこれも考えてしまいがちですが、1番大事なのは総額でいくらになるのかということです。

こんな家を建てたいという理想があっても、予算の範囲内でなければなりません。
家は建てるまでがゴールではなく、ローンを組む場合建てたあとに無理のない返済をしていくことも考えなければなりません。

 
 
 

 ご相談承っております

トミタの家づくり舎では、ライフプランシミュレーションを活用した住宅予算のご相談も承っております。
ご来社でのご相談の際にはキッズスペースもご用意しておりますのでお子様とご参加も頂けます。またオンラインでのご対応も可能です。

 

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この記事を書いた人:伊藤 春洙

住宅アドバイザー

大学卒業後、企画開発・販売会社に入社し営業職として従事。その後「モノ売り」から「コト売り」に携わりたいと思い、30代後半で工務店へ転職し、住宅販売・リフォームの営業を行っていたところ、縁があって冨田建設に入社し現在に至ります。

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