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狭小住宅でも大成功するための重要な7つのポイント

2023.03.12

こんにちは。

大東市で注文住宅を手掛ける≪トミタの家づくり舎≫の住宅アドバイザー伊藤です。

今回のテーマは「狭小住宅」についてです。

「狭小住宅ってなに?」という方もいるかもしれませんので説明すると、まず家を建てるには土地が必要ですよね。購入した、もしくは所有している土地が小さい場合、その土地に建てる家も自ずと小さくなってしまいます。この家のことを「狭小住宅」と言います。

狭小住宅は平均サイズの家に比べて建築という視点から見ると、難易度が高くなります。
建ててからの住み心地も間取り等に左右されます。

そこで今回は狭小住宅を建てる時のポイントについてご紹介していきます。狭小住宅をご検討中の方は是非ご覧ください。

目次
 ✔︎︎︎︎狭小住宅ってどんな住宅?
 ✔︎︎︎︎狭小住宅を建てる時のポイント
 1.縦の空間を利用する
 2.オープンなスペースを作る
 3.窓で抜け感を出す
 4.収納は造作で作るのも効果的
 5.あちこちに居場所をつくる
 6.ある程度は割り切る
 7.家具は見た目の軽いものに
 ✔︎︎︎︎まとめ


 
 
 

 狭小住宅ってどんな住宅?

狭小住宅ってどんな住宅?
先程も軽く触れましたが、改めて狭小住宅について詳しく見ていきましょう。

狭小住宅にも大きさの目安があるのですが、土地面積で20坪(約65㎡)、建坪で12坪(約40㎡)以下の住宅のことを指します。(定義としてあるわけではありません。)
狭小住宅は地価の高い都市部の住宅で多く見られますね。

では、狭小住宅のメリットはなんでしょうか?
それは、都市部や駅近など地価が高く人気な土地でも家が建てられるということです。

土地や坪単価が高い都市部であっても土地の大きさが小さいため、土地の総額は抑えることが出来ます。

人気なエリアだからこその狭小住宅という選択肢があることを覚えておいてください。

しかし、狭小住宅は普通の家より割高になるケースが多くあります

その理由は、家を建てる場合家が大きければ大きいほど坪単価は安くなり、家が小さいほど坪単価は高くなります。その他に小さい土地に家を建てるので足場を作るのが難しかったりと、普通の家と比べて何かと手間が増えてしまうというのが割高に繋がってるんですね。

また、家と家との間のスペースもあまり取れないため、エアコンの室外機や給湯器など外に設置する物のスペースを確保するのは意外と難しくなります

狭小住宅では間取りや細部の作り方次第で住み心地の良さは変わってくるので、小さい土地の中で工夫をするということが重要です。

なので、狭小住宅は普通の住宅よりも難易度が高く、作り手の腕によって左右されやすい住宅だと言えます。

では、どうすれば狭小住宅を快適な家にすることができるんでしょうか?

次に狭小住宅を建てる時のアイデアを見ていきましょう。


 
 
 

 狭小住宅を建てる時のポイント

 1.縦の空間を利用する

縦の空間を利用する
狭小住宅を建てる場合、やはり家を建てられる広さというのは限界があるんですね。

いくら土地が狭いからといって所有している土地からハミ出てはいけませんし、隣の家とも最低限の距離は確保しなければなりません。

限られた大きさで、普通のサイズの家と同じ機能を持たせ、住み心地の良い家を作るための工夫が必要になります。

そこで1つ目のポイントになるのが家の縦の空間です。

例えば、ロフトを作って収納スペースを確保したり、スキップフロアなんかも1つの手です。

ロフトによって空いたスペースを収納として活用すれば、わざわざ収納スペースを作る必要もありませんし、スキップフロアも視線が抜けるようになるので広さを感じるなどのメリットもあります。

また、半地下や地下室という選択肢もあります。

このように、縦の空間を意識することで活用出来るスペースというのは多く見えてきますね。

家を上から見た時に、同じ箇所に複数の役割を持たせることが狭小住宅をより良くするアイデアになります。


 
 
 

 2.オープンなスペースを作る

オープンなスペースを作る
2つ目のポイントはオープンなスペースです。

壁を多く作れば作るほど、壁にスペースを持っていかれてしまい、圧迫感が生まれてしまいます。

なので狭小住宅ではオープンで開放的な間取りを心がけることも重要な要素になります。

収納を作るのであれば壁が多くなってしまうウォークインクローゼットではなく、壁一面に壁面収納という形で収納スペースを作った方が、壁面積も少なくなりますし、家に開放感を持たせることができるでしょう。

不要な壁を減らすことは、狭小住宅でかなり大きな役割を持ちます。


 
 
 

 3.窓で抜け感を出す

窓で抜け感を出す
3つ目のポイントは窓の使い方です。

家の物理的な広さというのは限られてしまっているのですが、窓を使うことで開放感を生み出すことができます。

壁と窓ではやはり、大きな違いが出てきます。

例えば、窓の大きさを床から天井までの高さのある窓にすることで部屋の中が光を多く取り込むことができるのでこもった雰囲気から開放的な雰囲気に変わります。また天井いっぱいに窓をつけて隣の家の窓と高さを変えて視線の高さをズラすというのも一つの手です。

窓の使い方も意識しておきたいですね。


 
 
 

 4.収納は造作で作るのも効果的

収納は造作で作るのも効果的
狭小住宅は、土地目いっぱい使うことになるので家の大きさは変則的です。

変則的ということは、既製品を使うとイマイチサイズが合わないなんてこともよくあります。

そんな時に効果的なのが造作でつくる収納です。

例えば先程の壁面収納も造作で作ることが可能ですし、少し空いたスペースがあれば造作で収納や棚を作ればスペースを最大限活かすことができます。

既製品の中にももちろんサイズが合うものもあるでしょうし、全てを造作というのはなかなか難しいですよね。

造作を選択肢の1つに入れておくと役に立つかもしれません。


 
 
 

 5.あちこちに居場所をつくる

あちこちに居場所をつくる
ここまで「いかに無駄をなくすか」に重点を置いて様々なポイントをご紹介してきましたが、無駄なく合理的にまとめようとしすぎても、遊びの部分であったり、生活の楽しさなどが後回しになってしまいます。

家は毎日生活を営むものですから、楽しさがないのはもったいないですよね。

狭小住宅で楽しさを引き出すためには「あちこちに居心地の良い場所を作る」ことがポイントになります。

小さな家の中に小さな居心地の良い場所を作ることが楽しさを引き出してくれます。

ちょっとした隙間を利用した書斎や窓際のベンチ、季節の物を眺められる飾り棚など、アイデアはたくさんあります。

そんな遊び心を持つことで、狭小住宅で感じてしまう窮屈さを楽しい場所に変えてくれるでしょう。


 
 
  

 6.ある程度は割り切る

ある程度は割り切る
とは言え、欲張りたくても欲張れないのが狭小住宅ですよね。
ですが、アレもコレも取り入れてしまうと、どっち付かずの中途半端で使いにくいスペースになってしまうことも。

狭小住宅ではある程度割り切ってしまった方が良い家になることも多いです。

例えば、ソファ、ダイニングテーブルという形ではなく床座中心のスタイルにするというのも効果的でしょう。

とは言っても譲れないところはしっかり取り入れた家にしたい。

そのためには、狭小住宅の場合は要望に優先順位を付けるというのがより大切になってくるんです。


 
 
  

 7.家具は見た目の軽いものに

家具は見た目の軽いものに
狭小住宅では間取りももちろん重要なんですが、どんな家具を取り入れるかも重要な要素なんです。

どんな家具を取り入れるかで家の使い勝手や空間の見え方が変わってきます。

そんな家具で気を付けたいポイントが、できるだけ見た目が軽いものを選ぶということです。

狭小住宅の場合、見た目が重い家具が並んでいると空間が狭く感じてしまいます。

そのため、家具は小さめで軽い印象のものを選ぶことで狭くてもスッキリとした部屋になります。

例えば、デスクやチェストを置くのであれば奥行きは最大限に抑えたいですね。

狭小住宅では家具は思った以上に大きく感じてしまうんですね。なので家具もボリュームにあったものを選ぶということを覚えておいてください。

 
 
  

 まとめ

狭小住宅でも大成功するための重要な7つのポイント
今回は狭小住宅についてポイントをご紹介してきました。

狭小住宅では家の大きさが限られてしまうというデメリットがありながらも、人気のエリアでも家が建てられるというメリットがありましたね。

また、家の大きさは限られていますが、今回ご紹介した様々な工夫によって広く感じさせてくれたり、狭くても居心地のよい空間を作ることは可能です。

狭小住宅の間取りや家づくりは普通のサイズの家よりも難易度が高いので、住宅会社や工務店に相談した方がより良い家に近づきます。きっといくつかのアイデアを提案してくれるでしょう。

今回ご紹介したポイントを参考にしていただければ幸いです。

 ご相談承っております

トミタの家づくり舎では、ライフプランシミュレーションを活用した住宅予算のご相談も承っております。
ご来社でのご相談の際にはキッズスペースもご用意しておりますのでお子様とご参加も頂けます。またオンラインでのご対応も可能です。

 

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この記事を書いた人:伊藤 春洙

住宅アドバイザー

大学卒業後、企画開発・販売会社に入社し営業職として従事。その後「モノ売り」から「コト売り」に携わりたいと思い、30代後半で工務店へ転職し、住宅販売・リフォームの営業を行っていたところ、縁があって冨田建設に入社し現在に至ります。

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