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角地は家を建てるのに良いって本当?角地のメリット・デメリットを解説

2023.08.18

皆様こんにちは。

大阪大東市で注文住宅を手掛ける≪トミタの家づくり舎≫の住宅アドバイザーの伊藤です。

注文住宅を購入する際に土地から探される方がほとんどです。

土地を探す中でもっとも人気がある条件が分譲地の南東側の角地です。

同じ敷地面積の売地より価格が高くても、分譲が始まるとすぐに売れてしまうケースもあり、競争率の高い土地ともいえます。

それだけ角地には家を建てる人にとって魅力があるわけですが、デメリットはないのでしょうか?

選ぶ際に知っておきたい注意点を含め、角地のメリットとデメリットをまとめました。

 

角地のメリット

日当たりがよく開放感を得やすい

角地とは、二つ以上の方向を道路に接している土地のことをいいます。

それぞれの方角から光が入ってくるため、「日当たりが良い」というのが角地に家を建てるメリットの一つです。

特に、土地の南側が道路に面している南東角地であれば、午前中から昼過ぎにかけて光が差し込み、明るく快適な住空間を実現しやすくなります。

また、角地は隣地と接する部分が少ないため、風通しが良く、圧迫感の少ない家になることもメリットでしょう。

家を設計する際に、日差しを取り込むための大きな窓を設けたり、間取りを工夫したりする必要が少ないため、プランニングもしやすいと言われています。

ただし、道幅や敷地が狭い場合や周囲に大きな建物がある場合だと、期待するほどの日当たりが得られない角地もあります。

角地のある方角にもよりますが、周辺環境を見て選ぶことも大切です。

 

間取りの自由度が高くなる

間取りを検討する際の選択肢を増やせることも、角地の特徴です。

たとえば、玄関の位置を決める場合に2方向を道路に面している角地であれば、どちらか選ぶことが可能です。

玄関の方向と駐車場の方向をわけるのも一手でしょう。

また、リビングの位置も、いずれかの方向に面していれば日当たりを確保できます。

南側に設置できれば、一日を通して明るいリビングを実現できます。

このような選択肢のある角地だと、より暮らしやすい間取りの家を実現しやすくなるのです。

 

建ぺい率の緩和措置がある

自治体にもよりますが、建ぺい率の緩和措置など建築条件の制限が緩和される角地もあります。

分譲地の地図をみると、角地の土地は「隅切り」といって、角の部分を削られている土地があります。

これは、通行人や車の見通しを確保したり、曲がりやすくしたりするために設けられた措置です。

その分、敷地面積が狭くなることから、建ぺい率の緩和措置があるといわれます。

緩和される割合は、10%割増のところが多いようです。

こうした土地を購入すれば、建築面積を広く取れますから、間取りの融通が利きやすくなるでしょう。

 

防犯対策に有効

角地は、空き巣や不法侵入の被害にあいにくいといわれます。

2方向以上を道路に面しているため人目に付きやすいことが、その理由です。

人通りの多いところなら、普段と違う点があれば誰かが通報してくれる可能性も高まります。

共働きの家庭など家を開けることが多い家族にとって、安心して住める要素も角地にはあるのです。

 

資産価値が下がりにくい

角地には、これまで紹介したメリットがあることや希少価値の高さから、道路に一面しか接していない土地よりも人気が高く、購入希望者は多い傾向にあります。

仮に将来、何らかの理由で家を手放すことになっても、いつまでも売却できないといったリスクも低いですし、資産価値が大幅に下がるといったこともないため、それなりの売却価格が期待できます。

 

角地のデメリット

土地代が高い

購入希望者が多く、資産価値も下がりにくいことから、道路に一面しか接していない土地と比べて価格が高くなりやすい傾向があります。

土地の条件などにもよりますが、同じ分譲地で同じ面積の土地と比較すると、角地は1~2割ほど高いことが多いようです。

高いのは、土地代だけではありません。

その土地に毎年課税される固定資産税や都市計画税も割高になります。

これらの税額は、土地の価値に対して一定の税率をかけて算出するものですから、土地代が高くなれば税金も高くなるのです。

また、このあと紹介する外構工事の費用など、建築コストが高くなる可能性もあります。

 

外構工事の費用が高くなることがある

2方向以上の道路に接していることから人目に付きやすい角地は、敷地内や家のなかの様子が外から見えやすく、プライバシーに配慮した設計が求められます。

その対策として、敷地の周囲に塀やフェンスを設けるのが一般的ですが、道路に一面しか接していない土地よりも長くなるため、外構工事の費用が高くなることもデメリットの一つです。

また、車の通りが多いところであれば、万一車が突っ込んできても被害を軽くするため頑丈なものにする必要があるでしょうし、その危険がなく植栽にする場合も、手入れなどの管理に手間やコストを要す場合もあります。

どうしてもプライバシーの確保が難しい場合は、リビングを2階に設けるなどプライバシー空間を保つための工夫を検討しましょう。

 

日当たりが良すぎると断熱・遮熱対策が必要

日当たりが良く快適な住空間をつくりやすいことも角地のメリットですが、周辺環境や方角などによっては暮らしにくい土地もあります。

たとえば、広い道路に面した南西角地。

日中から夕方にかけて日光が差し込むような土地だと、夏場は室内が暑くなりすぎて過ごしにくい家になる可能性があります。

この場合、西日が差し込む方向に長い軒を設けたり、窓の位置を工夫したり、断熱性能に優れた建材を使ったりするなどの対策が必要です。

もちろん、その分の建築コストが高くなるおそれもあります。

 

車に関する注意点が多い

人通りや車の通りが多いところでは、駐車スペースから車を出したり駐車したりするのが難しい角地もあります。

とりわけ朝の通勤通学の時間帯や、日が暮れて暗くなった時間帯は、車の出し入れに注意が必要です。

車の通りが多い道路に面している角地の場合、騒音対策が必要なこともあるでしょう。

トラックなどの大型車が通ると振動が気になることがあるかもしれません。

また、道幅が狭いと、車が曲がるときに塀にぶつかったり敷地へ乗り上げたりするリスクも考えられます。

土地を選ぶ際は、接する道路の人通りや車の通りについても確認しておきましょう。

 

3階建ての家が建てられない場合もある

自治体によって、角地には「斜線制限」を設けるところもあります。

斜線制限とは、日当たりや風通しを確保するために建物の高さなどに制限を設けることです。

この斜線制限には道路に対しても適用され(道路斜線制限)、2方向以上を道路に接した角地の場合、制限が厳しくなることがあります。

よくあるのが、建物の高さ制限について。

2階建てはOKでも、3階建ては不可というケースもあるので、土地の建築制限について調べることも重要なポイントです。

 

まとめ

角地には、日当たりの良さや間取りの自由度などのメリットがあり、これらを十二分に享受することで、より快適なマイホームを実現できるといった魅力があります。

将来的な資産価値を考えるうえでも有効です。

一方で、土地の購入費用や建築コストが高くなるといったデメリットもありますし、なかなか手入れる事が難しいです。

プライバシー対策や断熱性能の向上など、余計なところに費用がかさむリスクがあるため、資金計画を周到に行うことも必要でしょう。

見当をつけている角地がある方は、その土地のメリットとデメリットを比較し、理想の家が建てられるかを熟考することが大切です。

 

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この記事を書いた人:伊藤 春洙

住宅アドバイザー

大学卒業後、企画開発・販売会社に入社し営業職として従事。その後「モノ売り」から「コト売り」に携わりたいと思い、30代後半で工務店へ転職し、住宅販売・リフォームの営業を行っていたところ、縁があって冨田建設に入社し現在に至ります。

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