皆様、こんばんは。
皆様は住宅購入の時に頭金をどれくらい用意すればいいかイメージは持たれていますでしょうか?
家を手に入れるためには「頭金があると安心」とされていますよね。
でも、一体いくら頭金があれば安心なのでしょうか。
また、頭金がない住宅購入はどうして危険なのでしょうか。
頭金の役割などから、頭金の目安額をお伝えさせて頂きます。
皆様は住宅購入の時に頭金をどれくらい用意すればいいかイメージは持たれていますでしょうか?
家を手に入れるためには「頭金があると安心」とされていますよね。
でも、一体いくら頭金があれば安心なのでしょうか。
また、頭金がない住宅購入はどうして危険なのでしょうか。
頭金の役割などから、頭金の目安額をお伝えさせて頂きます。
頭金の必要性やメリットは
昔は金融機関の融資上限が物件価格の9割程度で、残りは自己資金を用意しなければなりませんでした。
つまり、住宅ローンの制度上1割程度の頭金が必須だったのです。
以前は金利水準も現在より高く、金利負担も小さくありませんでした。
返済金のうち金利分の割合が大きかったので、頭金を入れて借入額を抑えると、そうでない場合に比べて総返済額を大きく減らすことができたのです。
現在の金融機関では一般的に物件価格を上限にした融資(フルローン)が受けられます。
金利も超低金利と言える状況なので、負担は小さいでしょう。
もしもフルローンで借りたからといって、総返済額が急激に大きくなることはありません。
ただし、審査が通るかどうかは別の問題ですし、頭金を出すことで得られるメリットもあります。
頭金を出すメリット
実は、頭金を入れることで住宅ローンが有利になることがあります。
住宅ローンの審査では、年収や年齢などほかの条件が同じなら借入額が小さい方が、融資が審査に通りやすいのです。
また、審査時に「返済の確実性が高い」と判断されればより低い金利で借り入れできる可能性もあります。
全期間固定金利のフラット35では融資率によって金利が異なってきます。現在(2021年6月)の金利は以下のとおりです。
各金融機関の金利(最も多い金利)
- 融資率9割超 年1.61%
- 融資率9割以下 年1.35%
融資率は、住宅の建築価格、もしくは物件価格を100とした場合における、借入額(融資額)の割合です。
頭金を1割入れることができれば、融資率は9割を切ることになります。
頭金を入れる影響は大きい
頭金を入れればそれだけで返済額が小さくなります。
さらに金利も低く抑えることができれば、相乗効果で返済の負担が軽くなります。
先ほど挙げたフラット35の金利で具体例をご紹介します。
事例
物件価格4,000万円の住宅を購入する場合の返済額
フラット35を利用・返済期間35年間・ボーナス払いなし
ケース1 頭金なし
・借入額 4,000万円
・金利 1.61%
・返済額(月) 124,641円
ケース2 頭金1割(400万円)
・借入額 3,600万円
・金利 1.35%
・返済額(月) 107,601円
ケース3 頭金2割(800万円)
・借入額 3,200万円
・金利 1.35%
・返済額(月) 95,645円
同じ物件価格でも、頭金を1~2割入れることで返済の負担が大きく変わることが分かりますね。
住宅購入時の諸費用も忘れないで!
住宅購入には所定の諸費用もかかります。
詳しくは前回の記事「物件購入にかかる費用とは?」をご参考ください。
頭金の額を決定する際は、諸費用も事前に見積もっておきましょう。
頭金1割が難しいときはどうすればいい?
頭金も重要ですが、生活費の蓄えについても考えなければなりません。
万が一の場合に備えた家族の蓄えとして、生活費の半年分程度は現金で確保しておくべきだからです。
諸費用と万が一に備えた生活費を考えると、預貯金から頭金に割ける金額はわずか、という世帯も多いかもしれません。
頭金がたまるまで住宅購入は待った方がいい?
1~2割程度の頭金があると安心ですが、「確保すべき現金を考えたら、今の預貯金では頭金は出せない」といった世帯はどうすればいいでしょう。
頭金をゼロからためなくてはならないとしたら、少し大変ですよね。
けど貯めた方がいいのかな・・・と思いますよね。
ここで注意頂きたいのは、例えば5年間毎月5万円ずつ貯金をすれば300万円貯金できる!とだけ考えるのは危険なのです。
これからの物価の上昇や金利の上昇もしっかり頭にいれておきましょう。
トミタの家づくり舎では「住宅を今買う方が良いの?貯金してからかうのうがいいの?」かをシミュレーションすることが出来ます。
気になる方は弊社までお問合せ下さい。
できる範囲で頭金を準備しよう
平均的な1~2割の頭金があれば万全ですが、それだけの頭金がなければ家が買えないわけではありません。
頭金の役割は「返済を楽にするもの」です。
頭金が平均より少ない場合は、物件価格を抑えることで頭金を出すのと同じような効果が得られます。
大切なのは、返せる範囲でお金を借りること。
ご自身の家計状況に合わせた資金計画で、堅実な住宅購入をしましょう。
トミタの家づくり舎では資金相談も承っておりますので、ご相談ください。
住宅購入前にはきっちりと資金計画を組まれることを絶っっっ対におススメします!