皆様、こんにちは。
大阪大東市で注文住宅を手掛ける≪トミタの家づくり舎≫の家づくりアドバイザーの伊藤です。
先日Y様邸の建築地にて地盤改良工事に着手いたしました。
今回の建築地は、奈良方面の造成地ということで、
非常に悪いという訳ではなかったですが、
3m程度までの改良が必要な地盤状況でした。
非常に悪いという訳ではなかったですが、
3m程度までの改良が必要な地盤状況でした。
どうしても造成地は、綺麗に整地する上で、
表層にある土の入替などから弱くなるケースがあります。
表層にある土の入替などから弱くなるケースがあります。
もう少し状況が悪くなければ『表層改良』とした安価な地盤改良手段が取れたりします。
このあたりは、建築地を取得した後でないと
地盤改良の有無を確認する地盤調査が基本出来ないので、
しっかりと予算に組み込んでおく資金計画が重要になってきますね。
地盤改良の有無を確認する地盤調査が基本出来ないので、
しっかりと予算に組み込んでおく資金計画が重要になってきますね。
そして建築確認の許可がおりた後に、
まず行う工事も地盤改良工事となってきます。
まず行う工事も地盤改良工事となってきます。
以前の記事でも触れていた砕石で地盤改良をおこなう『ハイスピード工法』を今回採用しております。
https://tomita-iedukuri.com/columns/8090
※地盤調査『レイリー波探査』!
https://tomita-iedukuri.com/columns/8090
※地盤調査『レイリー波探査』!
ハイスピード工法は、一般的な柱状改良・鋼管杭工法ではなく、砕石を使用するところが特徴となります。
このハイスピード工法の大きな特徴は様々あります!
その一部として
●健康リスクの回避が可能に
ハイスピード工法は、一般的な柱状改良と比較して、健康リスクを回避する可能性があります。
この柱状改良というのは、地盤の中にセメントの支柱を作り、建物を支えるという考え方となります。
支柱を現地で作る手順として、
①穴を掘る
②掘り返した土とセメントを混ぜて穴へ戻し固める
その一部として
●健康リスクの回避が可能に
ハイスピード工法は、一般的な柱状改良と比較して、健康リスクを回避する可能性があります。
この柱状改良というのは、地盤の中にセメントの支柱を作り、建物を支えるという考え方となります。
支柱を現地で作る手順として、
①穴を掘る
②掘り返した土とセメントを混ぜて穴へ戻し固める
時折掘り返した土とセメントが化学反応を起こして『六価クロム』という発がん性物質を生み出す可能性があったりします。
土壌内で一度六価クロムが発生すると地上まで物質が上がってきて健康被害を起こすと呼ばれてます。
土壌内で一度六価クロムが発生すると地上まで物質が上がってきて健康被害を起こすと呼ばれてます。
その点、ハイスピード工法は、天然砕石を支柱としますので、六価クロムの発生が起こりません。
●資産性価値を担保できる
住宅の資産価値は、一般的に売却する際に売却価格としての価値があるかないかで図ることが多いと思います。
将来、持家を売却するとなった際に、売主として地盤改良をおこなった柱状改良の柱や鋼管杭などは、
産業廃棄物として撤去費用を負担しないといけません。
せっかく土地建物に値段がついても、結果的に撤去の費用負担が発生し、売却益を減少させてしまいます。
将来、持家を売却するとなった際に、売主として地盤改良をおこなった柱状改良の柱や鋼管杭などは、
産業廃棄物として撤去費用を負担しないといけません。
せっかく土地建物に値段がついても、結果的に撤去の費用負担が発生し、売却益を減少させてしまいます。
その点、ハイスピード工法は、天然砕石ということから撤去する必要がないため、売却益を減少させてしまうことは
ないところがポイントです。
ないところがポイントです。
売るタイミングというのは、比較的早期に現金化したいタイミングのため、出来る限り資産価値を下げることは避けるのが望ましいかと思えます。
●液状化現象を防止できる
液状化現象とは、地震により地中の粒子が分離して、粒子同士が保有していた水分が飽和してドロドロとなり、地表へ逃げようとする現象です。
柱状改良の支柱も鋼管杭も水分を通さないことから、より顕著に地表へ水分が逃げてしまい建物の地盤沈下や傾きが発生し住めなくなるリスクが控えてしまいます。
柱状改良の支柱も鋼管杭も水分を通さないことから、より顕著に地表へ水分が逃げてしまい建物の地盤沈下や傾きが発生し住めなくなるリスクが控えてしまいます。
その点、ハイスピード工法は、1つ1つの柱が砕石の集合体のため、水分の透湿性が良く、通常の液状化現象を抑制してくれる効果があります。
このように、ハイスピード工法は、良いことも多いですが、
柱状改良に比べると費用が少しかかるのと、全ての地盤にも適用できる訳ではないことがデメリットであったりします。
柱状改良に比べると費用が少しかかるのと、全ての地盤にも適用できる訳ではないことがデメリットであったりします。
お客様の意向や地盤状況を踏まえ、家の土台となる地盤を如何に対策をするのかも
非常に重要な家づくりとなります。
非常に重要な家づくりとなります。
引き続き、工事は続いていきますので、
随時レポート出来ればと思います。
随時レポート出来ればと思います。
ご相談承っております
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